スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

面白いなあ

 最近報道されたニュースについて、どうしても物申したいことがあるから、今日はそれを記す。

 まず、今年は国がやることになった年越し派遣村。就職活動のための資金として2万を支給したところ、その金で酒を呑んだり、金を持ったまま施設に戻ってこない人が何人もいるとのことで大騒ぎである。これに対する意見は、概ね、その金は税金から出されているわけでひどい話だ、というところに落ち着いているようである。

 まあ、それは間違いではあるまい。国から〈ある目的〉を限定して支払われた金を、別目的に使うのがいいとは私も思わない。ただ、ここで考えておかなければならないのは、〈たかだか2万くらいの金で逃げないといけない人がいる〉という現実である。私もビンボーなことでは人後に落ちぬが、ま、それでもたかだか2万の銭では逃げませんよ。

 私はこのニュースを、自宅で酒を呑みながら聴いた。そんな男に、いかなる事情であれ〈酒を呑んだ〉ということを理由に他者を批判する権利がないのは自明のことである。確かに、公費を無駄に使われるのは困る。金を持って逃げるのもよくない。しかし、それを理由に弱者を非難すればよいというものではない。今回のことで言えば、国のシステム、都のシステムを再検討する必要が、まずあるだろう。公費を無駄にしないためにも、そういう姿勢は必要である。そうではなく、自分よりビンボーな奴を非難すれば事足りるという姿勢は、ビンボー人のガス抜きに過ぎぬ。

 次に貴乃花親方が相撲協会の理事選に出馬するために、二所一門を離脱したニュース。まあ、改革派貴乃花の気持ちはよく分かる。若さからくる情熱も高く評価したい。しかし、彼は確かに大横綱ではあったが、親方としては駆け出しも駆け出し、あれほど華やかだった二子山部屋を継承しながら、関取はゼロ、取的しかいない部屋の親方である。相撲協会の改革も必要だろうが、まずは自分の部屋を固めることから考えてはどうか? 今回の彼の行動は、例えてみれば、昨日一昨日デビューしたばかりの無名の新人さんが、日本の文芸界は改革が必要だから、俺は文藝家協会の理事になる、と言っているのと同じことのように私には見える。貴乃花よ、まずは関取を一人作ってくれ。私はそれが見たいよ。

 それにしても、財団法人の理事選が〈一門〉なんぞという非近代的システムを元に行われているのも恐ろしい話だ。こんなのは貴乃花の出馬を待たずとも、文科省が改革できるはずなのだが……。
スポンサーサイト
[ 2010/01/09 08:08 ] 日常生活 | TB(1) | CM(-)
トラックバック
この記事のトラックバックURL

貴乃花親方 私服
世間の話題について勉強するブログ: <strong>メイサ</strong>、元カレ ... (01/09)メイサ、元カレと復縁?2ショット撮られた (01/09)派遣村 所在不明200人 就活費2万円支給後、続出 (01/09)菅直人財務相、反省のち反論「マイナスと思わない」 (01/09)?...
来訪者数
松井計のプロフィール

松井 計

1958年7月5日生まれ。大学卒業後、英語講師、古書店店主などの職を経験。1995年7月短編戦記小説集「血戦! 帝国艦隊進撃ス――零戦隊激闘記」を松井永人名義で刊行、文筆生活に入る。2001年幻冬舎より刊行した「ホームレス作家」から筆名を本名に戻し、以降は松井計の名前で活動、現在に至る。趣味は野球、酒、猫。社団法人・日本文藝家協会会員。

メールフォーム
松井計への仕事のご注文は、松井計事務所にご連絡ください。下のアイコンをクリックすると、メールフォームが開きます。


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。