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日本発狂

 衆議院が解散して、今、総選挙期間中だが、麻生太郎という人は、まだ、日本国の内閣総理大臣のはずである。ところがこの人、またまたおかしな発言をしている。朝日新聞電子版の報道によると、麻生は23日夜、東京都内で開かれた学生との対話集会で、
「金がねえなら結婚しない方がいい、おれもそう思う。うかつにそんなことしないほうがいい。おれは金はない方じゃなかった。だけど結婚は遅かった。稼ぎが全然なくて尊敬の対象になるかというと、なかなか難しい」
 と発言したらしい。

 これは、学生からの、「若者に結婚するだけのお金がないから結婚が進まず少子化になるのではないか」との問いに対しての答えらしい。おいおい、大丈夫なのか? どこかのイナカの成金の言葉ではない。これは、日本国内閣総理大臣の言葉なのだ。呆れた。と同時に、我が愛する日本という国の、将来が、ほんとうに心配になってきた。

 銭がすべての世の中か。人様の尊敬を受けるには、銭がもっとも必要な要素なのか。一国の総理が、堂々とこのような発言をするようでは、この国はもはや、発狂状態というほかはない。麻生さん、あまりに品がないじゃないですか。

 麻生のこの言葉を、次のように置き換えてみたらどうか。
「知恵がねえなら総理にはならないほうがいい。おれもそう思う。うかつにそんなことしないほうがいい。頭が悪くて尊敬の対象になるかというと、なかなか難しい」
 私には、こちらのほうがしっくりくる。ああ、ビンボー人は駄目だ、ゼニが一番だ……そんな品のないセリフばかり聞いていると、どんどんどんどん世の中が嫌になってくる。しかも、それを口にするのが、この国の内閣総理大臣だというのだから、もうどうしようもない。

 日本はすでに発狂している。救いはどこにもない。悲しすぎるな、これでは。
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[ 2009/08/24 17:06 ] 政治 | TB(0) | CM(-)

なんということだ……(とっちゃん坊やの喧嘩腰)

 どうも調子が悪い。日曜日は、終日、高熱で苦しんでいたし、昨日は昨日で、吐き気がひどかった。食欲がなくて何も食べてないから、空っぽの胃をしゃくりあげることになり、なんとも苦しかった。

 夜になって、娘が通っている塾から電話。今日は娘がきていないのだが、どうしたのか、との問い合わせ。娘の携帯にその旨、メールしたが返信がない。土曜日に、軽く咳をしていたから、風邪を引いて寝込んだのかもしれない。今、新型インフルエンザが大流行している由で、些か心配になる。

 今朝起きると、体調はまあまあ回復傾向。今、企画している新たな作品のプロット作りをする。昼頃、某氏よりメール。一読後、溜息しか出ず。彼が仲立ちしてくれたある人物の意向を伝えてくれたメールだったのだが、呆れ果ててモノも言えない。

「そうか。俺はここまで舐められなければならない男なのか」
 そう考えると、哀しくなった。しかし、トラブルがあった場合、喧嘩腰でそれに対応するという小児的姿勢は、いったい、なんなのだろう。もう大人の年齢のはずだが、と些か、感慨に耽る。

 いや、トラブルというのは少しおかしいかな。今回の件は、誰がどう考えても、私には非は全くなく、彼がワガママを押し通して、私の生活圏が侵害されたという話である。それなのに、なんで彼のほうが喧嘩腰になるのか。どうにも、私の理解の埒外の話だ。

 これを、何故、小児的な大人が増えたのか――といったようなテーマで、日本社会の問題として捉えれば、あるいは面白いのやも知れぬ。しかし、一介の小説家には、それは少し荷が重い。まあ、そういう相手と、些かなりともビジネスの関りを持ってしまった自分の、不徳を恥じるしかない。

 教訓。「一旗上げるために、東京に出てきた」なんぞと公言する奴とは、所詮、価値観が合わぬ。「ウインウイン」などと口走る奴は、信用してはいけない。ま、勉強になりましたよ。51にもなって、わざわざしなければならないような勉強ではないけれども。

 私は個人である。庇護してくれる組織に所属しているわけでもない。名前を前面に出し、個人として活動している以上、<人間扱いされず><小馬鹿にされたまま>事態を終息させたのでは、私の履歴に関るし、今後の仕事にも影響する。

 とうぜん、このままですませるつもりは、私には全くない。今週、金曜日までには納得のいく形で解決するつもりだ。事態が穏便に収まれば、解決後もしつこくこの問題を問うつもりは、私にはない。あまりに馬鹿馬鹿しいからだ。解決すれば、彼と二度と関りを持たなければすむ話。

 東京は広い。スリーAとやらがお好きな方は、牛丼屋もラーメン屋も、ファミリーレストランもないという、そのスリーAとやらで、なんというか、セレブかなんか知らんけども、そういう生活をなさればいい。私は、世田谷のほうがいいな。ラーメン屋も、牛丼屋も、ファミリーレストランもあるけれど。それのどこが悪いのか、ぜんぜん、理解できない。

 ま、実際にはスリーAとやらにも牛丼屋やラーメン屋、ファミリーレストランはあるのだけれども。しかも、スリーAとやらのうちの一つは、私は庶民的な街だと認識していたのだが……。まあ、<生活者>と<一旗上げたい人>とでは、同じ東京の街でも、違って見えるのだろう。それも仕方のないことである。

 それぞれが、スリーAと世田谷とに、離れていれば、今後の人生で、なんらかの関係性を持つこともないだろう。それでいい。

 他者の引き合わせとはいえ、交わるべきではない人と交わってしまったのが、今回の悲喜劇の根本的な原因だ。ならば、それぞれが元の場所に帰って、縁を切ればそれでいいだけの話である。なんら難しいことではない。その前に、問題を解決する必要だけは、間違いなくあるけれども。

 私は、人間が大好きである。今まで、「こいつとは二度と会いたくない」と思った人は、一人もいなかった。そりゃあ喧嘩した経験もあるけれど、問題を解決した後は、もう会いたくない、なんぞとは思わなかった。今回が初めてである。<こういう奴とは、二度と会いたくない>と感じたのは。

 逆に言えば、私はそれだけ、人に恵まれて生きてきた、ということなのだろう。それには、感謝しなければならぬ。

 しかし、穏便に解決しなかった場合には、読者に対する私の責任という観点からも、このブログで詳細を明らかにしよう。「カネが武器だ」と平然と口にするような品のない奴には、はっきりと断言しておく。私には、カネという武器はない。しかし、小説家にとって、最大で唯一の武器は、筆である。

 しかも、君は武器だというカネの使い方を間違っている。武器の扱いを間違える部隊は全滅する。それが戦場の真実だ。喧嘩腰になるなら、ここが戦場である、という意識は必要だろう。ま、しかし、トラブルが起こった場合、喧嘩に勝つのがエライのではないですよ。そんなの、大人なら、なんの自慢にもならない。穏便に、双方に利のある形で終息させるのが、一番、いいのである。

 フツー、まともな大人なら、誰でもそう考える。

 そういうことで、ここ数日、体調は悪いわ、精神状態はよくないわで、さんざんであった。月曜日には、仕事の用で、外で人と会わなければならなかったのだが、ゲエゲエ吐きながら仕事の話をするわけにもいかず、甚だ申し訳なくは思ったけれども、日を変えてもらった。関係各位には、衷心よりお詫び申し上げます。

 ところで、5月の終わりだったかに、このブログで、松本清張の作品を纏めて読んでいるという記事を書いた。あのあと、清張作品は、手に入りやすい範囲でではあるが、短編はほぼ全てを読み、長編もめぼしいものは読み終えた。

 そこで最近では、新たに時代小説を読み始めている。佐伯泰英さんの、双葉社から出ている「居眠り磐音江戸双紙」シリーズである。

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 既に30巻まで刊行されていて、別刊の『「居眠り磐音 江戸双紙」読本』を含めると、累計990万部を突破する大人気シリーズである。私はそのうち、第3巻までを読んだ。

 明朗な主人公、下町の人情、魅力的な女性、作品の根底を流れる、主人公がかつて所属していた藩の陰謀、剣戟――時代小説に必要な要素が全てつまっていて、なるほど、これなら人気シリーズになるはずだ、と思った。むろん、私自身も、楽しく読んだ。

 まだ3巻までしか読んでおらず、最新刊の30巻に到達するまでには、物語にも紆余曲折があるようだが、ここまで読んだ時点で、私は山手樹一郎の作品群を想起した。山手作品の魅力と、このシリーズの魅力には、相通じるものがあると感じた。

 日本の大衆小説というジャンルは、昔と大きく様変わりをしている。むろん、私もエンタテインメント作家の一人ではあるが、厳密にいえば、かつての大衆小説と、エンタテインメントは似た出自は持っているが、全く別のものである。

 ところが、今、ブームになっている文庫書下ろしの時代小説、というジャンルには、全盛期の大衆小説の匂いがするし、その雰囲気を濃厚に持っている。「居眠り磐音 江戸双紙」シリーズは、その代表例といってもよかろう。私は、これからも、このシリーズを読み続けるつもりである。

 しかし、やはり文化はいいなあ。人間、常に文化に触れていなければダメだ。とにかく、私は文化的に生きていきたい。その意味では、この記事の初めの部分で記したような人物と、一緒に仕事をしたのは、完全に、私の選択ミスだった。二度と非文化的な仕事はしないことを、読者諸賢にお約束して、今日は筆を措くことにしたい。

 憂さ晴らしに、親しい友人と呑みにでも出たいけど、やっと体調が戻りかけている状態だから、それはまだ我慢しておいたほうがいいかなあ。
[ 2009/08/18 16:11 ] 日常生活 | TB(0) | CM(-)

紹介記事掲載情報

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 八幡浜市文化協会が発行する会報、『ぶんかやわたはま』第5号(2009年8月1日号)に、松井計の紹介記事が掲載されました。

 本会報は、愛媛県下の各市町村の文化協会で入手可能とのことです。
[ 2009/08/06 12:08 ] 講演・教育 | TB(0) | CM(-)

講演会のお知らせ

 以下の要領で開催されるかながわ女性センターのイベントにて、講演会を開催いたします。

■イベント名……『家族間リフォーム』
■日時……2009年11月29日(日)13:30~16:00(開場13:00)
■会場……神奈川県立かながわ女性センター
■主催……神奈川県立かながわ女性センター  表現倶楽部「言の葉」
■スケジュール

 第1部 講演『家庭の中の男の居場所』 講師・松井計 13:30~14:45
 第2部 参加型ワークショップ『家族間リフォーム』 15:00~16:00

             ※当日は、松井計の著書の、サイン即売会も行います。

【参加申込方法】
 参加は無料ですが、事前の申し込みが必要です。11月20日(金)までに、電話またはFAX、あるいは、かながわ女性センターのホームページにあるメールフォームから、催し名・ご住所・お名前・電話番号、保育の有無を明記してお申し込みください。   

【お子様の保育】無料 (別途おやつ代120円)
 1歳からの未就学児をおあずかりします。(事前に予約が必要です)

【申込・問合せ先】
神奈川県立かながわ女性センター 参画推進課(月曜日休館)
〒251-0086 藤沢市江の島1-11-1
TEL 0466-27-2117  FAX 0466-25-6499
URL http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/02/0050/center/

【会場への交通】
○小田急線「片瀬江ノ島駅」下車、徒歩15分
○江ノ電「江ノ島駅」下車、徒歩20分
○湘南モノレール「湘南江の島駅」下車、徒歩20分
○バス 藤沢駅南口(3番ポール)から「江ノ島」行き終点「江ノ島」下車、徒歩5分


地図
[ 2009/08/03 14:13 ] 講演・教育 | TB(0) | CM(-)
来訪者数
松井計のプロフィール

松井 計

1958年7月5日生まれ。大学卒業後、英語講師、古書店店主などの職を経験。1995年7月短編戦記小説集「血戦! 帝国艦隊進撃ス――零戦隊激闘記」を松井永人名義で刊行、文筆生活に入る。2001年幻冬舎より刊行した「ホームレス作家」から筆名を本名に戻し、以降は松井計の名前で活動、現在に至る。趣味は野球、酒、猫。社団法人・日本文藝家協会会員。

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